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逆転満塁ホームラン!
第2章 甲子園球場の奇跡
「何を言ってるのか分からないんですけどっ!」
総司が居たら言われるなあ……
【お前がムキになって声出して、語尾が裏返る時は嘘をついてる時だ】って──。
「なるほどな、お前はそれで通すってか」
「天草、今日ケータリング食うからってゴネてたみただけどそれは必然か偶然がどっちだべ?」
「んなもん決まってるやろ、俺がゴネた時点でここで再会する事は決まっとんねん。」
楽しそうにしている二人。
どちらかと云えば柳君は傍観者で、天草がこの場を楽しんでる張本人ってところかな。
甲子園の球場スタッフで有る私が天草とここまで話し込んでいることが珍しいのだろう。内海さんや他の選手もお箸を進めながらもの珍しげに私達を見ている。