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逆転満塁ホームラン!
第14章 リーグ優勝を掴め!

『さあ、攻守が代わり四回の裏になります!赤星は本来のピッチングを見せることが出来ず惜しくもここでマウンドを降りる事になりそうです。』

『内海が投球練習してますからね。多分、中継ぎとして起用するんでしょう。』


『いやー、赤星ここは本来の力を見せてほしかった所ですが……内海は安定したコントロールが武器ですからね。どうにかこれ以上、失点をしない様に気を付けて欲しいです。』

備え付けの小さいテレビからアナウンサーの解説が聞こえてきた。


赤星くんは……見事に上がってしまったのか四回5失点の炎上。監督も三回までは様子を見ていたけど……。

四回表、フォアボール押し出しでランナー二人の状態でホームランを打たれた時にヤバイと思ったみたいだ。


悔しそうにグローブを地面に投げつける赤星くんの姿は意外中の意外だった。今まで失点を重ねてもドコか年齢に合わずにクールな反応だったのに…。

現状、広島と横浜が1対1で良い試合をしているからこそ、背負っていたプレッシャーが私達の想像以上だったのかもしれないな。


分かりやすい声掛けや慰めは無く、みんな赤星くんの背中を撫でるだけだった。勿論、監督や天草もそう。


【1番、ショート逢沢。背番号23】

東都ドームの専属ウグイス嬢である宮田姉さんの声がドームに響くと、応援団の太鼓が鳴った。

そして聞き覚えの有る…というか何度も聞いている逢沢君の応援歌が流れる。


ウィングスのファンはよく声を出す事で有名だけど、今日の応援はまるで地響きのようなモノさえ覚えるほどの迫力。

切り替えるかの様に、チワワ先輩とテレビではなくバッターボックスに立つ逢沢くんを見つめた。

頑張れ。

まだ四回だ、きっと大丈夫。

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