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逆転満塁ホームラン!
第18章 夢の高級ホテル
「スキなようにしたらええやん。分かりやすく言うたろうか?……あんたの人生やねんから自分がしたいようにしたらええねん。」
「どんな事が有っても、楽な道のりじゃなかったとしてもアンタは私を守ってくれるやろう?必要じゃない苦労もさせへんやろう?」
「それだけで充分やで。必要な苦労なら私ら二人で乗り切ったらええ。天草が……違うな。流が私を守ってくれるなら、私も流を守ったる。」
しっかりと目を見ながらそんな甘い言葉を言い終えた時……ドアから一人分の静かな拍手が聞こえてきて夫婦して驚きながら振り返った。
そこには──一度、御挨拶させてもらった天草のお母さんが居る。
なーんか見た事あるなあ…と思っていたんだけど、こんなにキレイで雰囲気の有る人だから昔はきっとモデルでもしてたんだろう。