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逆転満塁ホームラン!
第21章 俺の自慢の嫁



「もしも「おい、お前んところに里奈おるやろ?!」

「はあ?」

珍しく電話が掛かってきて驚きながら出たら、開口一番で大分焦ってるアイツの声。

こんな声、かなり久々に聞いたな。

中学の時にコイツが可愛がってた後輩のタグッチーが隣の学校の先輩達にボコボコにされただ何だっていう報告をしてきた時と同じレベルの焦り具合だ。

やっぱり人間って焦ってる時がいちばん餓鬼に戻るというか…本性が出るのかもしれないな。


隣で──裸でスヤスヤ眠っている杏里を起こさない様にベッドサイドの水を飲んでからスマホを持ち直した。

コイツも逢沢曰くどちらかと言えば『吉瀬ちゃん寄りの性格』らしい。

確かに……気が強いクセに人の顔色を伺う所があって神経質で……でも一度決めた事は意地でも遣り通す芯の強さは似てるかもな。

キツイ事言いながらも根は優しいし。

さすが地元が大阪なだけあるなあって感じ。


というか──今電話してるコイツも関西の血だし、俺が仕方なく手を引いてやったけど惚れてしまっていた吉瀬ちゃんも関西の女だし、関西人に弱いのかもな。


馬鹿みたいな寝相で半分乳が見えかかってるのが視界に入り、苦笑いを浮かべながら布団を直してやった。

「……居らん、か。お前のその反応は。」


「俺の隣に居るのは杏里だけ。──逆に言うと、お前のその反応を見る限り、何か有ったんだべ?柳先輩に相談するか?おん?」

絶対に『要らんわ!』とか言って電話を切ると思ったのに……やっぱり相当焦ってるのか何もいわずに一度深呼吸をした幼馴染。


「お前に相談なんて不本意やけど、まあ仕方ないからしたるわ。」


「……?お、おん。」

ワケの分からない言葉で始まったアイツの相談、というか馬鹿な話し。

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