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逆転満塁ホームラン!
第1章 銀行系の御曹司クン
「まっ、そうだな。お前は根っからの阪神ファンだしWWCに入ったら必然的に会社が持つ球団である東京ウィングスの応援しなくちゃダメだしな。」
「そう!そこなのよ!」
最後の白菜キムチを口の中に放り込んでから、空のお皿を総司に手渡すと、素晴らしい連携プレーでそれをマスターに渡してくれる。
こいつはウザいけど、こういう所は気が利くんだよなあ。
「確かに、私は青山先生に洗脳されたみたいなモンやけどさあ……それでも約七年も阪神の試合を見て、先生と昨日の試合はこうだった、ああだったって話続ければ必然的に阪神ファンになるんよな。」
「そりゃそうだ。」
「やろ?総司も大阪に赴任した事あるから分かるやろうけど、あたしと総司が出会った時から何だかんだ興味ないフリしても関西人やし、先生の秘書やし、阪神には優勝してほしいって思ってたもん。」
「じゃあ尚更「WWCは嫌だ!」