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two roses & a lily
第1章 プロローグ


嘘じゃなかった。
というよりは、マムとの時間はほとんどない。
週末の夕方以降がマムの仕事の休みで、その時以外は、アンの方がマムと会ってる時間が長いくらいだ。

「例えば、お財布とか、お財布にお金を入れる時とか、マムはどうしてるの?」

アンは昨日お金がどうとか、逃げられたとか言っていた。
アンにとっては、お金が大事なんだろう。

「マムがそういう事してるの見たことない。だから、この部屋にあるんじゃないかな。」

「そうよね。もう見たのよ。」

そう言いながらアンはクローゼットを開けて掛かってる洋服のポケットに手を突っ込んでいった。


「あ、マムのジュエリーケースがない。」

「それはどこにあったの?」

「クローゼットの下。」

アンは洋服を掻き分けて床を見るが、やっぱりジュエリーケースはない。


『マム、この宝箱なぁに?キラキラしてる。』

ジュエリーケースにはカラフルなガラス玉が沢山ついていた。

『ジュエリーケースよ。マムの宝石が入っているの。
ジョン、マムの名前わかる?』

『うん、ジュエル。』



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