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先生と生徒~15年待った分……
第3章 彼氏(仮)と彼女の関係
~彩音side~

車の中で怒鳴られて不穏な空気なまま、海へ……
子どもに水をかけられてしまって1人で騒いでいる私を見て、先生は顔をしかめ、とっても機嫌が悪そうな顔をして車へと戻った……

(あぁ……また怒らせちゃった……)

「ねぇ、ねぇ、お姉ちゃん1人??」

チャラチャラした海パンの若い男の3人に囲まれた。

「俺ら暇だからさ、一緒に遊ぼうよ」

「…え、いや、一緒に来てる人がいて……」


「ちっちゃいのにおっぱいおっきいねーー!濡れて丸見えだよ?」

「こ、これはさっき水鉄砲が……!」

男たちはどんどん迫ってきて、彩音の腕をとり、腰をつかみ引きずるように連れていこうとした。


その時…………



「俺の女に誰が手ぇだしてんだ!!!」

ものすごい怒声が浜辺に響いた。

1人の男を突き飛ばし、彩音の両端を固める男をも引き剥がそうとする………

それは五十嵐先生。。。

最初に突き飛ばされた男が先生に殴りかかる。
それでも先生は私をそこから引き離そうと男に食らいついていく

近くを巡回していた警備の人がこちらに走ってくるのを見てチャラ男3人は逃げ去っていった。

「せ…先生!!大丈夫ですか??やだ、血が出てる……」

「お前こそ…無事か……?…おれが…離れたばっかりに………。とりあえず……タオル……羽織っとけ」

先生は目も合わせずに私にタオルをくれた。

(こんなことになってさらに怒らせちゃったかな……どうしよう……私のせいで怪我までさせちゃった……)



「大丈夫ですかーー!!!お怪我はありませんか?
……って五十嵐さんじゃないっすか!!」
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