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第3章 彼氏(仮)と彼女の関係

｢佐々木か……お前ちゃんと警備しとけよ…｣

｢すいませんでした！！！！！五十嵐さん、もしかして襲われてる方を見て飛び込んでくれたんすか？！｣

警備の人と暁斗が知り合いということに驚きつつ、ぼーっと突っ立っていた彩音。

｢えっと…助けていただいたので私は大丈夫です…！お騒がせしてすみませんでした。｣

｢何もなかったならよかったです！いや、先日の事件の時もほとんど寝ずに昨日の朝まで五十嵐さんが証拠物件を調べあげてくださったとかで…！五十嵐さんほんとに警察の鏡っす！｣

｢ばーか、鏡でもなんでもねぇよ……。彼女ほったらかして車に戻った奴のどこが鏡だよ……。最低だろ…｣

｢……え！五十嵐さんの彼女さんっすか！！！意外っす！！！！こんなアイドルみたいな子がタイプやったんすか！！てっきりクールなモデルみたいな人がタイプかと思ってました！｣

｢うるせぇよ。。。とりあえず佐々木…俺ら大丈夫だから、お前仕事に戻れ。被害届も何も出さないから。｣

｢はっ…！すみません、これにて失礼します！！五十嵐さん、お休み楽しまれてください！！！！｣


………

…………


｢せんせ…？？車もどろ？？血出てるし。｣

｢あぁ…そうだな。｣