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第2章 オンナの落とし方

～暁斗side～

片手で覆えそうなくらい小さい顔に
ふにゃっと笑う笑顔。

話しながらも俺はずっと見つめてた。

彼氏がいないことも確認した。
以前1人いたことも……。

なぜか無性に腹が立った。
10年以上会ってなかったんだから当たり前なのだが…

誰かの腕に抱かれたんだ…
唇もきっと奪われただろう
いや、もっとだ……
脱がされ、甘い声で喘いだのか？
こいつはどんな声で喘ぐんだろう。
快感で歪む顔をそいつに見せたのか。
どんな顔で求めるんだろう。
どこをどう責められるのが好きなんだろう…

初めてを全部違う男に取られたんだ……

嫉妬だらけだった。

俺はたたみかけた。

2人目の男にしろと。
2番目だけど俺はこいつの最後で最高の男になる。
そう決めた。