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解放
第1章 第一章

「かいほう……されたい…」
「解放されたい」
「解放…されたい」
「解放されたい」
「解放されたい」
「「解放されたい…解放されたい」」
黒い瞳から目をそらさず、小声とは言えこんな
場所で言葉を発するうちに、その言葉に
仄かに、しかし確かに熱が帯びるのを感じる。
「ほら、続けて。」
「解放されたい…解放されたい解放されたい解放
されたい解放されたい…」
「目を見て?スカートの裾に指をかけて」
「解放されたい解放されたい解放されたい」
口に出しながら、自分の意思でそう言っている
錯覚に囚われる。スカートの裾を掴むと、
「ゆっくり、ゆっくり」
「解放されたい解放されたい解放されたい」
呪文のように唱えながらスカートの裾を
ゆっくりたくしあげていく。
白い太ももがあらわになり、徐々に
下着がテーブルの下で露になっていく。
「脚も開きなさい。」
優しい表情は全く変わっていないのに、
その黒い瞳に見詰められると逆らえない強さを
感じてしまう。
「…はい…」
私は従った。
周りから見てもテーブルの下で私がこんなことを
しているとはわからないだろう。しかし、
とは言え、見えないからといってこんな指示に
従うのは普通じゃない。
…普通じゃない?
今まで叶えられなかった願望がほんの少しだけ
叶えられたことに気付いたとき
「もっと解放してあげるよ」
黒い瞳はそう告げたのだった。
「解放されたい」
「解放…されたい」
「解放されたい」
「解放されたい」
「「解放されたい…解放されたい」」
黒い瞳から目をそらさず、小声とは言えこんな
場所で言葉を発するうちに、その言葉に
仄かに、しかし確かに熱が帯びるのを感じる。
「ほら、続けて。」
「解放されたい…解放されたい解放されたい解放
されたい解放されたい…」
「目を見て?スカートの裾に指をかけて」
「解放されたい解放されたい解放されたい」
口に出しながら、自分の意思でそう言っている
錯覚に囚われる。スカートの裾を掴むと、
「ゆっくり、ゆっくり」
「解放されたい解放されたい解放されたい」
呪文のように唱えながらスカートの裾を
ゆっくりたくしあげていく。
白い太ももがあらわになり、徐々に
下着がテーブルの下で露になっていく。
「脚も開きなさい。」
優しい表情は全く変わっていないのに、
その黒い瞳に見詰められると逆らえない強さを
感じてしまう。
「…はい…」
私は従った。
周りから見てもテーブルの下で私がこんなことを
しているとはわからないだろう。しかし、
とは言え、見えないからといってこんな指示に
従うのは普通じゃない。
…普通じゃない?
今まで叶えられなかった願望がほんの少しだけ
叶えられたことに気付いたとき
「もっと解放してあげるよ」
黒い瞳はそう告げたのだった。

