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地獄
第26章 舐め上げ
「う、うーん! ……あっ!」


 幻覚で身体を壊され、霧が一気に吹き上がり天に昇っていく。
 ハッと我に返ると身体は壊れてなく、ガクガクと脚は震えぼんやりした視線で今を見た。
 

「派手にイッたな! エロ女! イカせてやった」


 坂本の顔を見る。すると顔全体が濡れていて、男が睨み付けていた。しかしその顔には、怒りがなくどこか嬉しそうだ。


「そして潮まで掛けやがった! 俺の顔にな」


 坂本が言い放つ。
 奈緒子の目に驚きがあり、戦慄と恐怖が朦朧としている意識を連れ戻した。


「も、申し訳ありません。お顔を汚して、申し訳ありません」


 怯えながら、奈緒子が言う。
 坂本はしばらく無言を貫き、奈緒子を見る。
 髪を掴むと、視線を合わせてやる。


「イキッぷりが最高だった。汚したことは気に入らんが、俺はブス顔だからそのことは咎めない。汚されたってあまり変わらん。それより、奈緒子の性感帯を見つけてやった」


 坂本が静かに言った。


「御慈悲ありがとうございます。そして奈緒子を教えて下さり、こちらもありがとうございます」


 奈緒子が大きな声で、坂本に聞かす。
 目には潤いがあり、余韻に浸るエロ女がいた。


「よしよし」


 坂本が頭を撫でる。


「この体勢で嵌めてやる。鎖に脚を吊られ、両手を吊られ、Y字なエロ女、欲しいだろ?」


 坂本が徴を見せつける。相変わらずの雄々しさに、奈緒子が唾液を飲む。
 

「下さい! オチ〇ボ様を臭いマ〇コへ、嵌めて下さい」


 無意識に奈緒子が口走る。
 エロ女の一面が、恐怖、戦慄、憎しみ、怒り、悲しみ……全てそっちのけにする。
 熱い息が、坂本の首筋に掛かる。ほんの少し口臭があり、唾液が少ないことを知る。溢れる愛液に、唾液が減ったかはわからない。しかし今は……。


「わかった、お強請りを受けてやろう」
「ありがとうございます」


 奈緒子が少し微笑む。
 このまま、染まれ! 坂本が心で叫ぶ。
 男が一度胡坐をかいて座る。
 密穴の位置をよく確認する。そして……身体を起こした。
 





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