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地獄
第34章 汚臭愛
「汚い、臭い、愛らしい……あたまの文字を取った言葉が、お前の名前だ」
坂本が言う。
奈緒子はその文字を拾い始める。
「キタナイ……キ! クサイ……ク! アイ……ア! 汚(キ)臭(ク)愛(ア)……汚臭愛(キクア)!」
奈緒子が坂本を見た。
「そうだ。変な名かもしれん。しかし奈緒子、お前を楽しめば楽しむ程、汚さ、臭さ、が身体に纏わり着いてくるのだが、それ以上に……いや、それすら愛らしかった。これは俺がもう一人の奈緒子への名前だ」
坂本が由来の説明をする。
そして奈緒子の目を見た。
不思議だった。
奈緒子は不思議な感覚に襲われた。
汚臭愛……この名前に、愛着が湧いているのだ。
目を潤ませながら、女が一礼する。
「素晴らしいお名前ありがとうございます! 今後は汚臭愛を呼んで戴き奈緒子は汚臭愛が教えてくれるご主人様の『愛』を感じながら快感溺れます」
奈緒子が笑顔を見せた。
清々しい表情に、今までの女は一体何なんだ? そんな疑問さえ湧いてくる。
「奈緒子、今後は汚愛を呼び出す時は、『地獄』と呪文を言ってやる」
「はい! 『地獄』ですね! 『天国』でも良いのに……」
「いや、これがいい。これで……いいんだ」
坂本が笑う。
その顔は相変わらず、不気味で悍ましい。
「奈緒子……正式に呼び覚ますぞ」
坂本を言う。
奈緒子は姿勢を正す。胸が揺れ、乳首がやや上を向いている。
「よく来たな! ここは『地獄』だ!」
坂本が呪いを架ける。
「……はい! 汚臭愛、ご主人様の命令で醜い姿を晒しに参りました。こんなエロ女で良かったら、ご堪能して下さい」
奈緒子……いや、汚臭愛が妖しく笑いながら、坂本を見た。
坂本は満足げに頷いた。
坂本が言う。
奈緒子はその文字を拾い始める。
「キタナイ……キ! クサイ……ク! アイ……ア! 汚(キ)臭(ク)愛(ア)……汚臭愛(キクア)!」
奈緒子が坂本を見た。
「そうだ。変な名かもしれん。しかし奈緒子、お前を楽しめば楽しむ程、汚さ、臭さ、が身体に纏わり着いてくるのだが、それ以上に……いや、それすら愛らしかった。これは俺がもう一人の奈緒子への名前だ」
坂本が由来の説明をする。
そして奈緒子の目を見た。
不思議だった。
奈緒子は不思議な感覚に襲われた。
汚臭愛……この名前に、愛着が湧いているのだ。
目を潤ませながら、女が一礼する。
「素晴らしいお名前ありがとうございます! 今後は汚臭愛を呼んで戴き奈緒子は汚臭愛が教えてくれるご主人様の『愛』を感じながら快感溺れます」
奈緒子が笑顔を見せた。
清々しい表情に、今までの女は一体何なんだ? そんな疑問さえ湧いてくる。
「奈緒子、今後は汚愛を呼び出す時は、『地獄』と呪文を言ってやる」
「はい! 『地獄』ですね! 『天国』でも良いのに……」
「いや、これがいい。これで……いいんだ」
坂本が笑う。
その顔は相変わらず、不気味で悍ましい。
「奈緒子……正式に呼び覚ますぞ」
坂本を言う。
奈緒子は姿勢を正す。胸が揺れ、乳首がやや上を向いている。
「よく来たな! ここは『地獄』だ!」
坂本が呪いを架ける。
「……はい! 汚臭愛、ご主人様の命令で醜い姿を晒しに参りました。こんなエロ女で良かったら、ご堪能して下さい」
奈緒子……いや、汚臭愛が妖しく笑いながら、坂本を見た。
坂本は満足げに頷いた。