この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
地獄
第34章 汚臭愛
 坂本が殴り書きする音がする。
 奈緒子はその音に耳を傾け、唇を舐める。
 

「よし」


 坂本が紙を渡す。
 奈緒子は紙を受け取り、書かれた文字を見た。
 

「えっ? なっ、何ですか? この文字は?」


 奈緒子がビックリして、男を見る。
 紙に書かれた文字は三文字。


 汚臭愛


 ……汚臭愛とあった。
 

「これは奈緒子の強情な姿から逃げ形で創られた女だ。俺はエロ女をかっ攫い、服を剥がし、身体を堪能し、恥辱をたっぷりくれてやり、恐怖と憎悪と絶望を埋め込んでやった。本来なら憎しみの塊で俺を見るはず……しかしお前の心には、身体を弄れた気持ちよさ、まだ女であることへの喜び、そして味気ない毎日からの解放による甘美な刺激、それらが心に激しくに襲ってきた」


 坂本が諭すように、奈緒子に言い聞かしている。
 女はそれを無言で聞いていた。


「俺に対する拒絶反応が強くなるに従い、もう一人の奈緒子が俺への受け入れをお前に激しく要求していた。殺す! そう俺が宣言した時真っ先に声をかけたのは、そこに書いてある奴だった」


 坂本が、汚臭愛 を指差す。
 

「こいつがいなかったら、奈緒子お前は死んだ。言わばお前の恩人だ」
「奈緒子の恩人……そうです! 奈緒子はこの時から、この名前に乗っ取られました。だから生きてます……ところで、これは何てお読みするのですか?」


 奈緒子が確信に核心に迫る。
 

「奈緒子、お前の汚いア〇ルからの『汚』、臭いマ〇コからの『臭』、そして破壊力抜群なデカパイ、可愛くてエロい顔、むっちり感が堪らん体型、そして汚いア〇ルに臭いマ〇コ……全てが『愛』らしい……」


 坂本が言い放つ。
 奈緒子は生唾を飲み、唇を濡らした。
 
 
 
/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ