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地獄
第37章 疑問
風呂に連れて行かれた汚臭愛が、湯船で坂本に肩を抱かれている。心、ここにあらず……そんな顔で風呂を見渡す。
広いのだ。
マンションの風呂とは、比較にならない。
倍はあろうか? いやそれ以上か?
そこにこれまた広い湯船があり、海で使う空気で膨らます筏状ボートが置いてあり、たくさんのボディーソープにシャンプーコンディショナー、そして透明なラミネートにはゼリー状のドロドロした液体があった。
「どうした?」
坂本がエロ女のデカい胸を湯船で遊びながら言った。
「何でもないですよ」
汚臭愛がニコリと笑いながら、坂本を見る。
そして胸板に顔を寄せた。
汚臭愛はニコリと笑ってはいた。しかし心の中には何だか腑におちないことが、チラチラと頭の中を横切っていく。
何が腑におちないのか?
まずは、この風呂の広さ清潔感に何だかしっくりこない。どう見ても管理人の待遇からは考えられない代物である……が。
それを考えたら今までも、かなりおかしい!
汚臭愛が考える。
まずは管理人全てが一階に使われいる。
一階には人は住まわさず二階からの物件はあるだろうから、そんなマンションと言えばそれまでだ。
しかし! 汚臭愛が楽しむあの部屋! そらくは坂本の住居スペースだがやけに広い。
一人の管理人にそれだけのスペースを、貸してくれるのか?
もう一つはパソコンの処理能力の異常性。
『愛の証人』にしても、編集が巧くできている。
まるで玄人が作成したかのようである。
今までの異常性は坂本の獣のような性的な意味合いばかりが目立っていた。しかし、よくよく考えるとそれ以上に今思ったことのほうがかなり疑問符がつく。
「汚臭愛、どうした?」
坂本が汚臭愛の項を舐めながら、言った。
「何でもないですよ、それよりいいお風呂です。お湯加減もいいし! 何よりも広いです」
汚臭愛が答える。
それに質問を隠しながら……。
広いのだ。
マンションの風呂とは、比較にならない。
倍はあろうか? いやそれ以上か?
そこにこれまた広い湯船があり、海で使う空気で膨らます筏状ボートが置いてあり、たくさんのボディーソープにシャンプーコンディショナー、そして透明なラミネートにはゼリー状のドロドロした液体があった。
「どうした?」
坂本がエロ女のデカい胸を湯船で遊びながら言った。
「何でもないですよ」
汚臭愛がニコリと笑いながら、坂本を見る。
そして胸板に顔を寄せた。
汚臭愛はニコリと笑ってはいた。しかし心の中には何だか腑におちないことが、チラチラと頭の中を横切っていく。
何が腑におちないのか?
まずは、この風呂の広さ清潔感に何だかしっくりこない。どう見ても管理人の待遇からは考えられない代物である……が。
それを考えたら今までも、かなりおかしい!
汚臭愛が考える。
まずは管理人全てが一階に使われいる。
一階には人は住まわさず二階からの物件はあるだろうから、そんなマンションと言えばそれまでだ。
しかし! 汚臭愛が楽しむあの部屋! そらくは坂本の住居スペースだがやけに広い。
一人の管理人にそれだけのスペースを、貸してくれるのか?
もう一つはパソコンの処理能力の異常性。
『愛の証人』にしても、編集が巧くできている。
まるで玄人が作成したかのようである。
今までの異常性は坂本の獣のような性的な意味合いばかりが目立っていた。しかし、よくよく考えるとそれ以上に今思ったことのほうがかなり疑問符がつく。
「汚臭愛、どうした?」
坂本が汚臭愛の項を舐めながら、言った。
「何でもないですよ、それよりいいお風呂です。お湯加減もいいし! 何よりも広いです」
汚臭愛が答える。
それに質問を隠しながら……。