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地獄
第6章 序章
 奈緒子は相変わらず、「うー、うー!」と声にならないでいた。
 何か言いたげなのは坂本もわかっている。撮影も終わり、坂本が奈緒子の顔を見る。それと当時に右手の中指と人差し指、さらに薬指を密林に這わせ逆撫でするように楽しんでいた。
 エナメル線のようでもあり黒い針金が無数存在する股上の痛みを、指に覚えさせる。


「奥さん、淫らな口を自由にしてやろうか?」


 そう言うと一度視線を胸に落とす。重量感抜群、破壊力抜群なそれは揺れていた。
 いや違う。正しく言うと坂本が揺らしている。密林を弄る指が腹に伝わり肉を波打たせ、その波が胸に到達していた。


 それを見届けると再び顔を見る。
 奈緒子はコクコクと首を縦に振った。坂本が時間を見る。


「よし、洗濯は終わりだ」


 洗濯、この言葉は奈緒子の耳にも入ってくる。どういうこと? そんな感じだった。


 坂本が後頭部にあるロープの結び目を、解いてやる。するとロープは口元の抵抗を止める。そして顎をしゃくり口を開かせると、詰めたモノを吐き出させた。
 奈緒子が咳き込み、坂本がそれを手にする。
 それは布切れ? いやかなり湿り気がある白い何かを広げる。
 それは白いブリーフだった。そう攫って間もない時に見ていたそれだ。それを口内に飲み込ませていた。


「濯(すす)がないとな!」


 坂本がそう言うと奈緒子の口内に人差し指、中指、薬指をねじ込む。奈緒子が苦しさのあまり反射的に噛んできた。しかしそれでも指を外さない。密林を弄んでいた手の中にブリーフを丸めると、力一杯に絞った。
 するとブリーフに染みついた奈緒子の唾液が、一筋の液体となり奈緒子に帰した。
 

「よし! 濯ぎはこれでいい」


 坂本が指を外すと今度は口を閉じさせ吐かないようにした。
 奈緒子は苦しみながら、喉をならし胃袋へ収める。


「奥さん、すまないな。俺のブリーフを口内で洗濯してくれて。こいつ、奥さんのマンションに行ったときから、今の今まで洗わずにしておいた。もちろん、少し前まで履いていた」


 坂本が苦しむ奈緒子に追い打ちをかけるように教えてやる。
 奈緒子が驚きながら見る。
 

「渇いたら、履いてやろう」


 そう言ってブリーフを近くに置いた。
 



 


 



 
 
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