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地獄
第16章 141
 部屋に坂本が戻ってきた。手にはA4紙、マジックペン、そしてプリンター、パソコン、そして半円形の何かをがあった。
 

「すまない、奧さんを置き去りにして。寂しかったかい」


 坂本が持ち物を全て置くと、奈緒子に添い寝しながら頭を撫でてやる。
 片手で胸を揉みまくり、開いた片脚に睾丸と復活した徴を擦りつける。
 奈緒子はされるまま。坂本の気が済むのを待っていた。


「お帰りなさいの一言もないのか?」
「……」


 奈緒子は怯えている。
 プルプルと震える姿が、坂本の目からもわかる。
 

「怖がるな。奥さんが言うことを聞いたら、何もしない」


 そう言うと身体を起こして、持ち込んだ小道具に手を伸ばす。
 それとは別に鏡を股が丸見えになる場所に持ってきて、ビデオカメラを鏡越しから一台、そして股のアップのために一台、二台のビデオカメラを置いた。


「さてと、調査してやる」


 坂本が半円形を持ち出した。
 それはプラスチックでかなり大きく、目盛りが入っている。目盛りは一定の距離が全て同じ付けられていて放射状にあった。
 その放射状の左側に0とあり右側は180とある。
 坂本が手にしていたのは、分度器だった。
 つまり脚の開脚を測っている。


「開くねー、凄いなぁ」


 分度器の目盛りを見る。
 

「奥さんの開脚、141度!」


 そう言い放つと、A4を取り出しペンで141度と書いて分度器に貼り付けそれを股に置いた。
 しばらく股に置きビデオカメラに映し、次は分度器がない状態、つまり股丸見えで映す。
 そうやって辱めてやる。

 


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