この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
地獄
第16章 141
 開脚角度を測り終えると、坂本が奈緒子の横に添い寝する。
 顎をしゃくると、軽くキスをして玩具を見せる。先ほどの分度器である。


「141度!」
「……もう許して下さい」


 奈緒子が弱々しく声にする。
 すると坂本が時計を見る。
 少し考えて、奈緒子に言い聞かす。


「今日はあと二回」
「え?」


 奈緒子の声が裏返った。
 それは二回で解放されることで、出口が見えたことへの喜びだった。
 しかし「今日は」この言葉の意味も理解を忘れない。つまり……終わらない。おそらく明日もある。


 坂本が額に軽くキスをすると、パソコンの前に座る。
 玩具を手にして女の密穴に突っ込んでスイッチを入れてやる。
 奈緒子の身体から大きく弾み喘ぎ始める。しかし坂本がそれを見て楽しむことはなく、パソコンに向かい作業を進めていた。


 時間にして数分、プリンターがけたたましく音を上げるいる。
 カラープリンタのようで、A4紙はインクジェット紙であった。


「すまんな奥さん、今、お仕置きの用意と、サイト掲載の画像処理をしている。プリンターはどんな画像を貼るかを見せるため、今回は二つ貼る」


 そこまで坂本が口にすると、玩具を引っこ抜く。


「サイトは完全セキュリティで会員以外に、顔がばれることはない。転送不可で画像のコピーもできない。その所は安心して欲しい」


 坂本が三枚のプリンターされた画像を見せた。
 一つ目は「141度」と密穴の前に置かれた画像だった。


「この格好を、サイトに掲載する。これは一つ目だ。それともう一つある」


 そう言うと、もう一枚を出す。
 それは「141度」がない、密林と開いた裂け目がくっきり映る画像だ。


「いいねえ、これはポイント高い! もちろん141度もいいがね」


 坂本が見せつける。
 奈緒子は身体を痙攣させながら、憎しみと呆れを覚えた。


「奥さん……これはお仕置き用の画像……裏切った場合の全てのサーバーに流す画像だ! 俺は警察に捕まるが、奧さんは全てを失う! この紙を一枚、奥さんの部屋に貼ってやる。警告の意味を兼ねてな」


 坂本がニタリと笑い、その一枚を見せた。


「なっ! なんでぇー!」


 奈緒子の顔に戦慄が走る
 何故なら……それは部屋にあった子供逹との写真が貼られていたからだった。



 



/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ