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第16章 141

「やめて！　マジでやめて！　いいえ、お願いですから本当にやめて下さい！」


　恐怖に震えながら、奈緒子は懇願する。
　今までの心のない言葉より、比較にならないくらいに心に響く。


　効果抜群だな！


　坂本が頷いた。
　素晴らしい説得力である。
　

「俺のことで悪いが、俺は一度死んだ人間だ。社会に殺された。失う物は本当に何もない」


　坂本の低い声は、鋭利な刃物だった。女の大切な想いをズタズタに切り刻み陥れていく。


「やめて、やめて、やめて」


　奈緒子が呪文のように、同じ言葉を繰り返す。頭の中は夫や子供達でいっぱいに違いなかった。


「奧さん次第だ。あと二回楽しませてもらう。さっきも言っただろ？　今日は、あと二回だ」


　坂本は奈緒子の拘束され開脚している間に身体を持ってきた。三度、徴は立ち上がっている。


「奧さん、お強請りさせてやる」


　坂本が要求する。
　奈緒子は目蓋を閉じ深呼吸した。


「管理人さんのオチ〇チンを私のオマ〇コに、思い切り突いて下さい」


　大きな声を振り絞って、坂本に聞かす。
　

「まただ……しかし凄い進歩しているな。一体どうした？」


　女の心変わりに、坂本が白々しく不思議がる。奈緒子がそのわざとらしさにカチンとする。しかし怒りの声は出ない。いや出せなかった。


　坂本はビデオカメラの位置を何台か角度を変え、気に入った所で奈緒子の裂け目を見た。そこには先ほどの放出した男の記憶された白い液が垂れ落ちていた。
　それを見て、ニタリと笑う。また注いでやる！　そんな笑いだった。


「待たせたな！　それでは三回！　奧さんのお強請りに付き合ってやろう！」


　続きが始まった。