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地獄
第16章 141
子供逹の写真は切り抜かれ、奈緒子といっしょに笑っていた。
これは奈緒子の寝室にあった写真で、桜が満開の時の写真だった。
それを、こともあろうに! 奈緒子の141度の替わりに使用していた。
「どうして、それが!」
目をひん向き、奈緒子が見る。
信じられない! その目が、驚きを語る。
坂本が奈緒子の部屋行き、シャワーを修理したのは一週間前くらい。
しかしそのとき、寝室には入って来ていない。なのに何故?
「これだ」
坂本がデジタルカメラ見せた
「それは」
「旦那からもらった。壊れているから……そんな理由でな。俺は勿体ないから、修理すると言って引かなかったが……つまり全てが俺の物だ。中の記録もな!」
坂本がそう言うと、パソコンのコードを外し奈緒子に見せた。
奈緒子の顔が急激に青ざめていく。
そこには旦那の、奈緒子の、子供達の、今までの記憶がたくさんあった。
「奧さんの恥ずかしい姿に、これらをボカシにしてネット内に流す。奧さんはおろか、家族が終わる」
坂本が無機質に言い放つ。
それは奈緒子の心を捉え、どんどん血の気が引いていった。
坂本が初めて奈緒子の捉えた心は、破壊力抜群な恐怖と絶望だった。
「ボカシを入れた方が、奧さんは終わりそうだな」
坂本が笑う。
その顔はまるで鬼畜! そのものだった。
これは奈緒子の寝室にあった写真で、桜が満開の時の写真だった。
それを、こともあろうに! 奈緒子の141度の替わりに使用していた。
「どうして、それが!」
目をひん向き、奈緒子が見る。
信じられない! その目が、驚きを語る。
坂本が奈緒子の部屋行き、シャワーを修理したのは一週間前くらい。
しかしそのとき、寝室には入って来ていない。なのに何故?
「これだ」
坂本がデジタルカメラ見せた
「それは」
「旦那からもらった。壊れているから……そんな理由でな。俺は勿体ないから、修理すると言って引かなかったが……つまり全てが俺の物だ。中の記録もな!」
坂本がそう言うと、パソコンのコードを外し奈緒子に見せた。
奈緒子の顔が急激に青ざめていく。
そこには旦那の、奈緒子の、子供達の、今までの記憶がたくさんあった。
「奧さんの恥ずかしい姿に、これらをボカシにしてネット内に流す。奧さんはおろか、家族が終わる」
坂本が無機質に言い放つ。
それは奈緒子の心を捉え、どんどん血の気が引いていった。
坂本が初めて奈緒子の捉えた心は、破壊力抜群な恐怖と絶望だった。
「ボカシを入れた方が、奧さんは終わりそうだな」
坂本が笑う。
その顔はまるで鬼畜! そのものだった。