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地獄
第17章 無理! ムリムリ!
性病の半分以上は、菊門に関係している。
そこは出口専用の穴で人間の悪い物、汚い物を吐き捨てる所である。もちろん毒物も吐き出す。
つまり本来は嵌め込む場所ではない。
もし嵌め込みたいならコンドームは絶対必要だった。
密穴以上に……。
「奧さんのア〇ル、寂しそうだった。だから場所の変更をする。ガンガン突いてやるからな!」
坂本が腰を激しく振る。
「きゃあー! きゃあー! いやーぁ!」
奈緒子の悲鳴が部屋に響く。気持ち良さの欠片もない、激痛が菊門を直撃して直腸に衝撃を与える。
一方通行を逆走する暴走ダンプカーのようだった。
坂本は女の直腸の絞まりに驚く。本来そこは絞めることはない。
「奧さんの直腸と俺のチ〇ボは合っている!」
坂本が答を導いた。
これしかない! 自信を持って頷く。
「いや! いたーい! お願い抜いて!」
「奧さん、抜いてやる! たっぷり精子を抜いてやるからな!」
坂本の腰使いが、激しさを増す。
奈緒子は激しい鈍痛に身体が引き裂かれそうだった。今まで一度も味わったことのない、菊門の開発をされている。それも不意を衝かれ、坂本の徴に突かれていた。
坂本が身体を後ろに反らす。そして結合部をじっくりと見てやる。
密穴が寂しそうに愛液を滴らせ、菊門に徴がバッチリ嵌め込まれていた。
坂本はぺンライト型の隠しカメラを、菊門の近くで照らし仕事の様子を映し、指輪の隠しカメラで本命を奪われた悲しき裂け目を映す。
腰使いは相変わらず激しく、直腸の絞まりを楽しむ。
「いやー! いやー! いたい、いたい!」
奈緒子が叫び声を、張り上げる。
一つも気持ち良さなく、鈍痛が身体を蝕む。
「私、殺される!」
「殺しはせん! 大袈裟だ!」
坂本がか裂け目を拡げる。カメラで密穴をたっぷり映しその下で嵌め抜きしている様子も映させた。
「いやー……あっ! いっやぁ……」
奈緒子の叫び声が少し可笑しくい。
叫び声に快感を得られた時に出る喘ぎが入ってきた。
「奧さん、気持ちよくなってきたな!」
坂本が言った。
「いたい! いたっ……あっ!」
やはり違うな! 坂本が確信する。