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地獄
第21章 ドリンクサービス
「奈緒子、イクぞ! 少し上を向いて口を大きく開け!」
坂本が立ちあがり片脚を椅子置き、ビデオカメラの位置を確認する。
奈緒子の口との距離を測り、そこに打ち込む用意をする。咥えさせてではなく放出を見ながらのドリンクサービスであった。
少し離れた所にある鏡で、坂本が最終確認を済ますと……派手に放出した。
白い玉になったソレが奈緒子の口内に入っていく。跡引くしっぽも全て入れやると、距離を縮める。放出の二回目が始まり勢いは弱くなるものの、距離を縮めたためこれも全て口に入っていく。最後に徴を口に含ませて三回目の放出をする。
奈緒子の顎は程良い二重になっている。
顎の肉を寄せられてできた段差に、太い感じはない。人妻というエロいオーラしか漂っていない。
ビデオカメラが口内に激しく溜まる白い記憶の欠片を映す。
坂本を創造する記憶は無数あり、それが奈緒子の口内で違う処理をされる。そこに卵はなく、胃袋に入ってタンパク質として奈緒子の栄養になるだけを淡々と映していた。
ペンライトは口内を明るく照らす。
舌に当たり凹みに落ち池のように溜まるソレを少しでも解らせるために、光をおくりこんでいた。
女の口が閉じてからは、顔を照らし続けた。
「まだ飲むな! ピルをくれてやる」
咥えさせていた徴を外すと、口を開けさえピルを投げ込む。
「喉を鳴らせ! 全部飲め!」
坂本の声がした。耳を喉に持ってくる。
すると……
ゴクン! ゴクン! ゴクッ!
喉の鳴る音を聞いた。
奈緒子を見る。女は目を瞑り、鼻息が荒い。
坂本が満足げに頭を撫でていた。