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地獄
第22章 愛の証人
 ドリンクサービスが終わると、坂本が奈緒子を四つ脚にしてベッドへ歩かせた。
 そこに着くと足枷、手錠を見せた。


「装着させてやろう」
「お任せ致します」


 奈緒子は身を任す。
 足枷は昨日、滑車から伸び拘束具であった。滑車に引っ張られて鎖が伸び左足首を拘束した。留め金を閉めて固定すると、奈緒子の行動範囲を限定する。


 手錠も昨日の手錠だ。しかし今回は手首を前にして手錠をかけた。背中にないために、かなりの自由が聞く。


 坂本が大きな液晶テレビを台ごと引っ張ってきた。
 そして奈緒子の前に一枚のバインダーを挟んだ紙切れを、手前に置く。


「俺が許可があるまでは、絶対に触るな!」

 
 坂本が命令する。
 奈緒子の視線がバインダーから液晶テレビになった。
 何なの? そんな感じて、前を見ていた。


「奈緒子、お復習いだよ」


 手にはDVDがあり、デッキに入れた。
 リモコンを持ち奈緒子の背中にまわり、胸を弄びながら再生を始める。


「奈緒子、よく見ろ! 後でテストをする!」


 坂本が低い声で奈緒子を警告した。
 再生に入る。


「あん、あん、あっ! すっ、すごい!」


 聞こえてきたのは……昨日の奈緒子の喘ぎで正常位にて、嵌められた映像だった。


「なっ!」


 奈緒子が大きな声で驚くと、血の気が引いた。
 

「いったろ? 昨日の お・さ・ら・い! 短くカットはしてあるが暫くは鑑賞会だ」


 坂本が顎をしゃくり上げ、女の乳首をコリコリと遊びながら言った。
 その後に……。


[愛の証人  二人の歩んだ身体の会話]


 そんなタイトル名が現れた。
 奈緒子は信じられない目をしていた。



 
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