この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マスク
第6章 失踪
その建物ないの薄暗い部屋はひっそりと静まり返り、時折バチン!バチン!と肉の打つかる音が壁に反響してこだましている。
《帰ってきたんだ。彩也子が。彩也子が帰ってきたんだ》

義父はお見合いでの結婚だった。
義母さんとはそれで出逢い、何回か交際を重ねた上で双方が気に入ってので結納を交わして結婚した。
義母も両家の出身だったが、実家は不況の煽りを受け、売却。
会社も倒産しかけていたため、今回の結婚で巻き返しを図り何とか倒産にはならなかった。
戦略結婚かと周囲からは噂も出ていたが、会社の経営が好調で今回の結婚を契機に更なるM&Aで企業は拡大して経常利益も飛躍的に伸ばしていったので、いつしかそんな噂も消えていった。

義父には学生時代から付き合っていた女性がいた財前彩也子さんというそれは美人でスレンダーの女性で、典型的なヤマトナデシコ風日本女性だ。
気立てもよく周囲からの評判も非常に良かった。

そんな彼女だったが、家族旅行中に事故に会い亡くなった。
即死だったらしい。
義父はかなりショックを受け、彼女の死を受け入れられなかったらしい。
それから。義父は仕事人間になっていった。
おそらく彼女を忘れようと自分なりに努力していたのだろう。

それから時が過ぎ、先日姉さんの奈緒を見てビックリしたのだ。
奈緒は彩也子さんそっくりだからだ。

《彩也子だ。…彩也子はやっぱり生きていたんじゃないか。死んだなんて誰が言ったんだよ。》

姉は姉で精神的な病の療養中ということもあり、何が本当で何が幻なのかもわからないような状態。
2人はお互いに違う次元の幻の中で出会ってしまった可哀想な境遇であった。
奈緒は、義父の反り返ったギンギンの一物を手に取り、入念にしゃぶりたおしていく。裏筋に舌を這わせてカリ首あたりまでを何度も何度もしゃくりあげては愛おしく愛している。

お◯ん◯ん美味しいです。お客様。
奈緒は幻を見ている。
今だにあのパチンコ屋の近くにあった部屋にいると勘違いしているようだ。

おお!おお!彩也子ぉ…!気持ちいいッ!
義父は彩也子の中に帰れた事に全身震えるように喜びを表現している。
《やっと、ようやく彩也子の中に帰れた。ああ、彩也子だ》
ここで2人でやりなおそうな。彩也子。
もう離さないぞ。
今まで出来なかった事、してあげれなかった事、一緒に思い出を作ろうよ。彩也子。




/44ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ