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高校性『惨歌』 90‘Sレイプ 引き裂かれたレオタード
第9章 束の間の蜜月
その夜、郁子は最愛の―――とはいえ、彼女自身は素直に認めはしないだろうが―――俊と睦あっていた。
「らめぇ…しゅ、俊ッ…あ、ああん、あンンッ・・・」
「あんまし、でかい声出すなよ、郁子。今日はお袋がいるんだから、さ。俺みたいな出来損ないが、社長令嬢を小汚い部屋にご招待するだけで、恐縮しているんだぜ、ウチの親はさ」
「だって…いきなり…そんなとこ…触るんだから…スケベ!」
甘い吐息交じりに郁夫は熱っぽく潤んだ瞳を、幼馴染の『恋人』に向ける。抱きかかえられたまま、はだけた制服のブラウスを気にも留めず、いつになく郁子は甘えるように、挑発的に言葉とは裏腹に挑発的に俊を誘う。
「あんま、エロい貌すんなよ、郁子。俺だって…お前を抱きたくねぇなんて思う日はないんだから、さ」
「だったら…抱いてよ…ねぇ、マジで」
郁子は、見つめられたものが吸い込まれんばかりに綺麗すぎるほどの瞳で、恋人を見入る。
「いいぜ…」
俊は、コクリと頷いた。

騎乗位の体勢で、郁子は極限まで声を引き絞りつつ、艶めかしく喘いだ。
「あッ!、あッ!、あッ!…ああぁぁ―――ッ!!」
「ずいぶん濡れてんじゃねえかよ、…郁子?」
まさか、先ほどまで、応援団委員会の面々に捕まり嬲られていたとは言えない。かといって淫乱なガールフレンドのレッテルは張られたくない。が、気心を知り尽くしたカレシに可愛がられているだけで、そんなことを忘却の彼方に飛ばしてしまいたいほどの甘美な悦楽に酔い痴れているのも事実だ。
「お前の『心理』はわかるぜ…。大会とかの前は、絶対ぇ俺のところに来るもんな。突っ張ってても…俺にほれ込んで、頼り切ってる。そうだろ、郁子?」
口惜しいが図星だ。性的な意味でも付き合いのイニシアチブは、いつも俊が握っている。
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