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愛してるからこそ...
第7章 瑞穂とwおめでた

「えっ??今日買うの?」
私はマヌケな声で聞いた。
すると正人は来週でも今週でも変わんないだろと。
そうじゃないの。私が買いたいのとは言えず
頭の中で言い訳を探す。
「ほ、ほら。今日は指輪を買う日。
時計はまた来週デートのときにしようよ。」
私が正人の腕を掴み必死になって訴えると
店員さんは可愛い彼女ですね。と言ってくれた。
「もうすぐ結婚するんです。」
正人の話を聞いておめでとうございます。と
お祝いの言葉をくれた。
『来週来られるようでしたらお取置きも
出来ますがいかがなさいますか?』
正人も気に入っているようだし
少しくらい贅沢したら?と進めると
来週必ず来るから置いといてくださいと。
よし。これで明日瑞穂と買いに来れる!と
ガッツポーズをして喜んだ。
チラッと値段を見てみると135万円だった。
あ、レディースより安いんだと言うと店員さんは
レディースはダイヤが付いていたりするので
割高にはなりますがとても綺麗なのでオススメですよ。
とすすめられるが私は正人の時計を買うことに必死。
自分の時計は壊れてどうしようもなくなるまで
使おうと決めたの。
だってお母さんがくれたものだから。

