この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第7章 瑞穂とwおめでた

店内には黒いスーツを着た店員さんがたくさん。
男の人もいれば女の人もいる。
そして誰もが立ち止まり声をかけてくれる。
『いらっしゃいませ、結城様』
可愛らしい店員さんが正人に声をかけた。
「今日は結婚指輪を見に来たんです。」
正人が言うとおめでとうございます。
プロポーズ成功されたのですね。と…
この人は知っていたんだ。
あの私の誕生日にあんな指輪をプレゼントすることを。
「朱里こっちで好きなの見な。」
正人に促され先程の女の人の前へ…
『ご婚約おめでとうございます。
指輪はどのようなものがよろしいですか?』
店員さんの声掛けに自分の要望を伝え
メンズはシンプルになりすぎますかね?と聞いてみると
だいたいどこの指輪もメンズはシンプルが多い。
こだわりたいならオーダーか、ブランドのロゴが
たくさん入った指輪にするべきですが…
『お二人ともお仕事が営業だと伺っております。
あまり派手なものや模様や石が多いより
シンプルで落ち着いたデザインがよろしいかと。』
そして3つ出してくれた。
細めのリングにレディースは石が3つ
太めで石は少し大きめの石
リングの中央がブラックでこちらも石がある

