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愛してるからこそ...
第1章 祝福の嵐

「お孫さんだったんですね。」
『そうじゃ。どうだワシの孫は。
なかなかのイケメンだろう。ワシに似たのか!
須藤くん孫なんかどうかね?』
『じぃちゃん!!!』
先生の言葉に大きな声でツッコミを入れたのは
あのイケメンだった。
「彼女には素敵な方がいらっしゃるんです。
失礼な事を言わないでください。」
朝見た正人のことを言っているのだろう。
私は思い出したかのように名刺を出した。
「ご挨拶が遅れて申し訳ございません。
〇〇医療用品 営業の須藤朱里と言います。」
『こちらこそすみません。
渡辺遥斗です。よろしくお願いします。』
やっと名前を知り朝のお礼を伝えた。
『スマホ大丈夫でしたか??』
大丈夫なわけない。
あんなにバリバリに割れちゃってたんだもん。
「大丈夫じゃなかったので
あの後彼と買いに行きました…」
『そうなんですね。』
するとおじいちゃん先生が
お昼ご飯をうちで食べて行きなさい。と
言ってくれたが会社にお弁当があるから
今回は…とお断りした。
「では大先生、失礼します。」
『悪かったね。遥斗を紹介するので呼び出して。』
私は大丈夫です。また来ますので何かあったらと
病院を後に会社に帰ることにした。

