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愛してるからこそ...
第10章 2人の新しい愛の巣
すると正人が真剣な顔をして話だした。
「ならあの土地に建てられる広さめいっぱいに
家建てるのでそこに住んでもかまいませんか?
もしお兄さんが結婚して母屋に住むようになったら
お父さんはそっちの離れに住んでもらって
母屋にお兄さんらが住むようにしませんか?
とりあえず車だけこっちの母屋の方に
置かせて貰えると助かるんですが。」
お父さんは少し鼻声で下を向いたまま
ありがとう。と言っているが
多分泣いているのだろう。
お兄ちゃんはまだ結婚する気ないみたいだし?
正人もお家を建てるつもりならば
私は全然反対をしない。
むしろ大家族なんて大歓迎だわ!
大好きなお料理をお父さんとお兄ちゃんにも
食べて貰えるならば幸せだ。
正人が残業になっても
誰か居れば寂しくならないという正人の読みは正しい。
『俺はさしばらく結婚しないよ?
だって最近彼女と別れたからね。』
お兄ちゃんの明るい声が聞こえてきた。
いやいや、そんなこと明るく言うこと?
ってか彼女居たんだ。
それすら知らなかったよ。
お父さんも知らなかったみたいで驚いていた。
『正人くん。こんなところでよかったら
よろしくお願いします。』