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愛してるからこそ...
第10章 2人の新しい愛の巣




『さっそく土地の名義を正人くんにできるように
ある程度準備しておくよ。
結婚したらすぐ名義を変えるようにして
今のところも家賃かかるんだから
いつでも越してくるといい。

将来的に同居させてもらうなら
私もいくらかは払うから遠慮なく言ってくれ。

家は二人で話し合って後悔しないように建てなさい。』


お父さんにそう言ってもらえて
嬉しくて涙がでそうだった。


「お父さんお兄ちゃんありがとう!」


みんな飲んで上機嫌だからいろんな話が飛び交う。
たのしそうでよかった。
正人もこの二人に馴染んでるし
毎日が楽しくなりそうで安心した。


みんな順番にお風呂に入ってもらい
その間に作り置きをどんどん作っていく。


レンジで解凍して
茹でたパスタにかけるだけのミートソースや
揚げるだけの唐揚げやコロッケ
焼くだけでいい様に開いたホッケや
朝ごはん用に食パンも切って冷凍しておいた。


明日の朝は
ご飯とお味噌汁と卵焼きと鮭を焼いて
お父さんとお兄ちゃんにはお弁当も
作ってあげることにした。

見ていると洗い物はきちんと出来ているみたい。
少しは慣れてきているみたいでよかった。




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