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愛してるからこそ...
第11章 いろいろな準備

「どうぞ」
いつもだけどスマートにエスコートしてくれて
私は助手席に腰を落としドアを閉めシートベルトをした。
「外は暑いな…
展示場みたいなところ行ってみるか?」
「うん!
あ、あとお父さんの知り合いが設計士さんみたい。
だから行ってみるといいってLINEくれたよ?」
「じゃぁ、展示場のあと行ってみようぜ。」
うん。楽しみだねって言って車は発進する。
ネットで調べているとハウスメーカーの
展示場は家が大きすぎて現実味がなく
参考にならなかったなどと色々書いてある。
「どんな家にしたい?和風?洋風?」
「んー。どっちだろな。
でも朱里の実家が和風だから
合わせた方が綺麗に見えるんじゃねぇの?」
確かにおじいちゃんが建てた家は
ほんとに純和風の家。
その隣に建てるなら和風の方がいいよね。
「うん!そうしたいね!」
「中は朱里が使いやすいようにしたらいい。
子供が出来たこと考えてやったらいいんじゃないか?」
正人もいろいろ考えてくれているし
アドバイスもくれるから本当に助かる。
私は正人がいないと何も出来ないのかな?
正人の力に慣れているのか不安になる。

