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愛してるからこそ...
第11章 いろいろな準備



言葉にならなかった。
正人が私の幸せが自分の幸せと言ったことで
嬉しくて幸せで...

ツンとした感覚があり今にも涙が出そうだった。
けどここで泣いては行けない。


「私も幸せ。
こんな素敵な人に出逢えて恋人になって
結婚して家族になれるなんて…

正人…ありがとう。
絶対、ぜーったい幸せな家庭にしようね?」



これが私の想い。
真剣に伝えたはずなのに正人は笑っている。

「心強いな。
朱里が明るくいてくれるから俺も明るく居られる。

これから仕事で疲れても朱里が居ると思うと
どんなきついことでも頑張れるよ。

お前は肝っ玉母ちゃんになれ!!」



くくくっと笑いを堪えているのか
それとも小馬鹿にされているのか。


「うん。なるよ!
これから忙しいの。


引越しもだけど引越ししたら
子供より手がかかる大人がたくさんいるからね!
よりによってみんな家事が出来ないなんて…」


二人で話しているとあっという間に
展示場に着いてしまった。

この近辺に展示場は3ヶ所ほど。
その中でも和風のお家が建てられるところは
限りなく少ないしあまり好まれない。


それでも参考がてら何棟かは見て回った。



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