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愛してるからこそ...
第11章 いろいろな準備

「知り合いなんだね。同級生なんだー。
ならみんな同い年だね!」
私が何も考えずに言うと店長はかなりビックリしている。
『え?結城と同い年なの?
年下かと思ってた!てっきり25くらいかと…』
はぁ...やっぱり幼く見られる…
幼く見られたくなくて大人っぽい服装にしたり
一応頑張ってはいるんだけどなぁ…
「やっぱり幼く見えるんだ。
大人っぽくなりたいのに。
店長さんどうしたらいいんですか??」
必死な私を見て店長と正人が笑い始めた。
何か2人は年相応だし大人って感じ。
「朱里は朱里らしくでいいだろ。」
『そうよ!可愛いじゃないのよ!』
必死で二人が私を宥める。
でも二人が仲良さそうで少し面白かった。
「中学の正人はどんな感じでしたか??」
「おいっ!辞めろ…田中も言うなよ。」
焦ってる正人は新鮮だ。
こんなこと滅多にないし面白い!
『結城はねー、本当に冷血人間。
男でも女でも気に入らない奴は突き放す。
ほら、いろいろ弄られたりしてて
1回ブチ切れしたことあったよね?
でもあの相手高校入った時に親事故で亡くして
結城をいじったこと後悔してたよ?』
店長は正人にそう言ったんだ。

