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愛してるからこそ...
第11章 いろいろな準備

バタバタの外回りを終えて帰ってきた営業部は
残業組が残っていて少しピリピリしている。
外回りの帰りに甘いお饅頭を買ってきたから
みんなの机に置いていく。
そして一息付く間もなく給湯室に立ち
みんなのコーヒーを淹れる。
「はい。どうぞー。」
『おっ!須藤さんどうもでーす。』
『ありがとうございます!』
みんなにお礼まで言って貰えると
また淹れてあげようと思う。
そして愛美ちゃんにはローズヒップティーを。
「もうすぐ終わるからちょっとまっててね。」
『はい。ごめんなさい…』
「大丈夫。どこで話そうか?
居酒屋とかダメだしカフェもいるし…
うちに来る??」
愛美ちゃんはえ?って顔をしているけど
妊婦さんを喫煙者のいるところへは連れて行けない。
愛美ちゃんにちょっとまっててと伝えて正人の元へ。
「今日愛美ちゃんが話したいって…
でも妊婦さんだから変なとこ行けなくて…」
「うちに呼べば?
どうせなら俺ももう帰ろうかな。
車で帰るなら安全だろ?」
正人はそう言うとみんなにも帰るように言い
営業部は一斉に帰宅することになった。
そんなみんなを見て愛美ちゃんは…

