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愛してるからこそ...
第12章 入籍の日


「おん…にゃにを??」

おいおい。食いながら話すなよ。
終わってからでも充分なのに。


「柏原のことまた後で話すわ。
ってか今日帰ったら荷物まとめとけよ。
今週末引越しだからな。」


朱里はおにぎりを食べながら
アイメイク中だったみたいで
あー!!忘れてた!大変だ!と
いきなり慌て始めるがこれから仕事だから
うちに帰るわけにも行かず...


「なるべく早く帰ってから俺も手伝うから。」

「ううん。大丈夫。
ちゃんとするからね!」


無理して体壊されても困るから
俺も自分の物はちゃんとまとめようと思う。


もうすぐ8月に入る。
今のマンションは7月いっぱいにしたから
来月には朱里の実家で暮らし始める。

「もうすぐだな。」

「ホントだねー。楽しみだね?」


俺はもうすぐ入籍だと言ったつもり。
だが朱里は実家に住むことが楽しみなんだろう。

入籍の日朱里に喜んでもらいたくて
ホテルのレストランを予約した。
指輪とは別にネックレスも用意した。

これから苦労するだろう。
けどそれ以上に幸せにしてやるから…



それからは俺はとんでもない事を
会社について会議で知らされる事に...



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