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愛してるからこそ...
第12章 入籍の日
会社に着いてすぐ1番大きな会議室へ向かう。
そこにはある程度集まっているようだった。
そして入口には人事部長の姿が…
「おはようございます。」
『おはよう。結城くん朝から悪かったね。』
「いえ...」
この会話をして若造の俺は一番下座に腰を下ろす。
そしてみんな集まったと思った瞬間
社長がいつもではありえない怖い顔をしている。
『えー、みんなに報告がある。
我社の社員だった物が昨日逮捕された。
酔っていたらしいが通りすがりの女性に
性的暴行をしたと言うことだ。
彼は解雇になるがどうやら我社にあまり
いい思いがないらしいからみんなも気を付けて。』
とんでもない奴がいるんだな。と
他人事だと思っていると社長が俺を呼んだ。
『君は彼と揉めてたのか?』
「え?誰ですか?」
社長の隣にピシッと立っていたが
誰のことかまったく分からない。
『総務の柏原だ。』
.........。
「え?」
『君の事でイライラしていたと
警察で聞いたんだが?』
俺はどうしていいか分からなかったが
とりあえずこの前の喫煙所での話を全て話した。
『それでだな...』