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愛してるからこそ...
第12章 入籍の日
何とか週末までに荷物をまとめられた。
業者にお願いし運び出してもらい
不要な物は業者の提案で
売れるものは売って引越しの値段から
割引くと言われた。
もし不用品買取の金額の方が多ければ
改めてこちらに持ってくると言うので
大丈夫です。みなさんでコーヒーでも
飲んでください。と渡すことにした。
朱里の実家に着いて荷物を入れてもらう。
何かと持っていくものが少なくて助かった。
キッチン用品などはお母さんが使ってたものがあるし
持ってきたのは部屋に置くテレビくらいだった。
引っ越した日は朱里が蕎麦を作ってくれた。
引越しそばらしい。
大好きな揚げやワカメなど入っていて
余った揚げでいなり寿司も作ってくれた。
お兄さんは美味い。とバクバク食べ続け
お父さんに『お前は何もしてないだろ。』
と怒られてしまう。
朱里はニコニコ笑いながら足りなかったら
まだ何か作ろうか?と聞いていた。
お父さんとお兄さんにも笑顔があり
朱里が楽しそうにしているからそれで充分。
後片付けは俺がしようとすると
お父さんがやると譲らなかったからお願いした。
朱里はその間に風呂へ。
その隙に俺はお兄さんとお父さんに話をした。