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愛してるからこそ...
第2章 例の経理の女



ある日そとから帰ってエントランスを歩いていると
またあの日本語が通じない女がやってくる。


『結城課長ー!!』

「...はぁ…」

『外回りですか?お疲れ様です♡』


よし。もうこうなったら無視しよう。
こいつは空気だと思うことにした。


『『結城課長』』
営業部の若手2人がきてくれた。
助かったと思って振り返った途端
あの女が抱きついてきてキスをしてきた。


俺は咄嗟に突き飛ばしてしまった。

『痛ーい。課長酷い…痛いじゃないですか…』

「悪い…」

『もう!いきなり突き飛ばさないでくださいよー』



確かに女突き飛ばして何やってんだ俺は…
そう思い手を差し出した。

「悪かった。」

『ホントですよー!お詫びにお食事
お付き合いお願いしますねー』


そんな声を聞きながら後輩は後ろで
『結城課長大変だな。須藤係長いるのに…』
『ホントに厄介な女に好かれて大変だ。』
という会話を聞きながら営業部に戻るため
エレベーターの方を向いた時
朱里の姿が目に入る。


すると朱里はズンズンと歩いてきて
経理の女の前に立ちはだかり
右手を振りかざし女の頬にビンタをかました。

パシーーーン!!!!



エントランスに響き渡り注目を浴びる。


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