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愛してるからこそ...
第13章 新婚初夜

「うん。ありがとう。
私を幸せにしてくれて。
これからもよろしくお願いします。」
カチンとグラスが当たる音をさせたあと
私はシャンパンを飲んだ。
うん。美味しい。
さっきまで酔っていたはずなのにまたシャンパンが
おいしいと感じるのは正人と一緒で
酔いが覚めてしまったからだろう。
シャンパンを飲んで目の前にある
クラッカーの上に乗っている生ハムを見ると
手を止めることが出来なかった。
「んーーー!美味しいッ!」
「よかったな。
けどこんな時間に食って飲んだんだから
今日はたくさん運動して置かないとな。」
ニヤッと笑う正人は一番ダメなパターンだ。
このままだとまた何回もされて
明日の予定が台無しになってしまう。
「してもいいけど1回だけね!」
「は?無理だろ。
こんなに可愛い嫁が隣にいてここホテルだし
親もいないんだから何回もするに決まってるだろ。」
確かに実家に引越し手からはお互い忙しいし
それどころじゃなかったけど
やっぱりお父さんとお兄ちゃんに遠慮して
できない部分があったのだ。
「離れが建つまてまだまだあるんだ。
今日朱里を感じておかないともう死ぬ...」

