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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック
これ以上聞きたくなくてこの場から立ち去ろうと
体を動かした時にショーケースに
バッグが当たってしまい音がした。
ヤバいッ!どうしよう。
逃げなきゃと思っていたのに目の前に
正人が立っていた。
「何してんの?」
「いや…お皿…見てたのよ。」
「ふーん。もう終わったか?
気分悪ぃから帰るぞ。」
まだお皿買ってないけど
正人に手を引かれて売り場から出ようとした時
またあの人がやってきた。
『正人ーその人が奥さん?
なーんかパッとしない子ね。』
また言われちゃった。
いつも言われる事だからもう慣れた。
「そうですか。
でもあなたに私がパッとしない女でも
関係ないですよね?」
『ないわよ?
でも正人には釣り合わない。』
ダメだ…
あの経理の女の時みたいにイライラしてくる。
力尽きて正人に釣り合ってるとの自信もないけど
ハッキリ言われるとほっといてよ!ってなる。
「だったら何なんですか?
私帰るので後はすきにどうぞ。」
もうイライラする。このまま正人と居ても
イライラから当たってしまいそうだから
もう一人で帰りたい。
「正人もちゃんとしてから帰ってきて。
できるまで帰ってこなくていい。」