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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック

抱きしめられそうになった時に咄嗟に
体を捻り避けてしまった。
正人の顔を見ると悲しそうな顔をしている。
私もそんなことするつもりじゃなかったけど
なぜか今は正人と普通に接することが出来なかった。
「朱里?」
「......。
昨日ホテルに泊まったって一人で?」
当たり前だろ。と正人が言っているがどうしても
信用出来なくなっていた。
「あっそ。
ま、私には分からないことだし?
とりあえずこのことはちゃんとしてよ。」
資料を慌てて取り出ていこうとすると
腕を掴まれて止められてしまった。
「何疑ってんだ?」
「だって!私には分かんないじゃん!
昨日正人がどこで泊まってて誰と居たかなんて。」
本当はこんなこと言いたくなかったのに
何故か出てくるのは正人をバカにするような言葉。
本当に正人は一人だったと思ってる。
けど何故だか正人を傷付ける様な言葉しか
でてこなかったの...
本当なら怒ってもいいところなのに
正人は怒ることもせずに
むしろ私を落ち着かせるように話し出した。
「朱里が信じてくれるようにちゃんと終わらせるから。
泊まってるホテルの名前と電話番号後で渡す。」

