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愛してるからこそ...
第15章 唯一の親戚
ダイニングでお兄さんと酒を飲みながら
ご飯とを待っているとどんどんとキッチンから食事が運ばれてくる。
『正人くんも思うだろ?
いつも品数が多すぎだって。』
朱里は色々な種類を少しずつタイプ
だがお兄さんは違うらしい。
パスタならパスタ。でいいらしい。
だから朱里が作ると多すぎると思うみたいだけど
俺はこの生活を長く続けてしまったから慣れたのか
あまり多いとも思えなくなっていた。
確かにパスタの時はそれだけだった。
でも朱里の場合はパスタなら
スープ、サラダ、ガーリックトースト、オムレツなど
一品だけなどない。
「あのね?色々考えてるの!
そんなんだからダメなのよ。ちゃんとおかずも作って
いろいろ食べないと...」
「美味そう…いただきます。」
本当に美味そうで朱里が話していたけど
食べたくて仕方ないから食べることにした。
今日は中華だった。
唐揚げ、ニラ玉炒め、たまごスープ
棒棒鶏と春雨のサラダ、チャーハン、そして…酢豚
おやつには杏仁豆腐がある。
これが目の前のランチョンマットの上に並ぶと
食べたくて仕方ない。
まだ話してる途中だったのにと不貞腐れた朱里。
だからおいでと手招きをする。