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愛してるからこそ...
第15章 唯一の親戚



おじさんも元気なのか?と聞いてみると
海兄さんは呆れ顔で笑いながら言った。


『正人と飲んだっていうと
いつ?どこで?何で俺を呼ばない?!
正人はどうだ?元気か??ってうるさくてね。

うちに連れてこいとかずっと言ってたよ!』


だから近いうちに朱里ちゃんと来てよ。と
海兄さんが言っていた。


その隣で大きな声を出したのは林だった。

『部長!結婚式モルディブでするんですか??
無理っすよー。俺休み取れないかも…』


??ん????

俺は結婚式に林を呼ぶと言ったか?
え?朱里が誘ったのか?

「お前呼んでたっけ??」

『え?』


え?じゃねぇよ!こっちがえ?だよ!


『ぶっ!ははははっ。』

「何笑ってんの海兄さん…」

『いやいや林くんが可愛くて!
林くんは呼んでほしいんだよね?』


すると林は、はい!と返事をする。
営業部からは今は誰も呼んでいない。
忙しいから...

だけどそんなに来たいなら招待してもいいが…

「来たいなら別にいいけど
休むまでにそれまで以上の仕事は終えとかないと
直前にでも呼ぶの辞めるからな!」


ここまで言わないとこいつは絶対しないと
俺の中で思ったから林に言うと...



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