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愛してるからこそ...
第2章 例の経理の女



『何もそこまでしなくても!』

「だったら辞めてくれ。
俺だって暇じゃないんだ。」

「じゃ、またこうやってお食事は
してくれますよね??」


「することはないだろう。
帰ったら朱里が飯を作って待ってるから。」

『彼女のどこがいいんですか!』



は?お前に言う必要がない!と言ってやりたかったが
終わらせたくて言ってしまったんだ。


「みんながもっているものを朱里が持ってなくても
みんなと違う見た目であっても
みんなより華がなくても
今より30キロ太っても俺は朱里しか愛さない。
見た目じゃないんだ。

朱里がいるだけで俺は幸せなんだよ。
それをだ。今邪魔されてかなりイライラしてる。
もうすぐ結婚するんだ。迷惑だから。」


鎌倉はふーん。つまらない。
私がここまで言っておちなかったのは
あなたと安藤さんだけだわ。と
どこか面白そうに言った。

「まさかお前安藤にも?」

『そうですよ。安藤さんお金持ちの息子さんみたいだし
仕事してるとき中々クールでいいんです!』

「安藤は落ちないよ!
あいつ好きなやついるからな。」

鎌倉は知ってるんですか?誰?と聞いてくる。
でも、口が裂けても言えない。

朱里だなんて......



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