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愛してるからこそ...
第18章 田村さんと若菜さん
二日目と三日目の生理痛は私にとって
悪魔が住み着くようなもの。
日曜日はなんにも出来ずに横になって終わった。
正人は時々隣に来てお腹に手を当てたり
腰をさすってくれたりしていた。
「大丈夫か?病院出もらってる鎮痛剤飲むか?」
そう、私の生理痛は立って動けないほど…
だから市販の鎮痛剤では効かない。
産婦人科に子宮頸がんの検査に言った時に相談して
それから出してもらうことが何回かあった。
「大丈夫...横になってるね。
せっかくの休みなのに負担かけてごめんね…」
「気にすんな。明日辛かったら有給使って休め。」
「ううん。明日はアポあるから行かないと!」
ならなおのこと今のうちに休んでおけと
ベッドに寝かされて頭を撫でてもらうと
いつの間にか眠っていたみたい。
起きるともう夕方で暗くなる直前だった。
リビングからは3人が仲良く話している声が聞こえ
ゆっくりと階段を降りていくと
近くのスーパーで買ってきた惣菜を食べながら
ビールを飲んでいる。
「みんなご飯ごめんね。」
リビングから顔を出すとみんな笑いながら
大丈夫だからゆっくりしなさいと私を休ませてくれた。
だから月曜日も仕事は頑張り家事も休ませてもらった。