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愛してるからこそ...
第20章 最高の誕生日
「あの、妻は仕事を辞めるつもりはないと
言っておりました。
私も辞めて欲しいとか思わない。
あと夫婦で同じ部署は何故ダメなんでしょうか?
妻は旧姓のまま仕事をすると思うし
ダメだと言われることは無いと思うんですが…
もしそれがダメなら私が異動します。
福利厚生がしっかりしていると思ってたのに
そんなこともしてもらえないのはガッカリです。
私が部長職も辞めて異動しますから
後任の方を探してきて貰えますか?」
すると人事部長と常務はあたふたするが
匂わせてきたから代わりの人を
見つけることは出来ないだろう。
『そうじゃな。確かにそんな決まりは古いかもな。
夫婦だからこそ協力出来ることもあるだろう。
結城くん。しっかりな。』
さぁ、メシ食いに行くぞーと大声で社長室から
出ていく社長を見て人事部長と常務で
顔を見合わせて苦笑いした。
『そっか、そんなことが…
ま、でも二人とも営業の力はあるから
頑張りなさい。』
香西さんに励まされて俺たちはハウスメーカー出て
スーパーによって帰宅した。
ここで朱里が大量に買い物したのを
俺は何故か普通に見落としたのだろう。
その翌日はお父さんとお兄さんと三人で
ゴルフに誘われていた。