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愛してるからこそ...
第20章 最高の誕生日
.........。
誕生日?
え?俺の?
ってか今日…
そっか。俺の誕生日だったんだ。
玄関で呆然としていると朱里はずっと笑っている。
すると後ろからお父さんと浩輔さんが
家に入ってきて『おめでとう。』と
言われて涙が出そうになる。
「ありがとうございます…」
お父さんは笑ってはい。これは俺と浩輔からだ。
と言って大きな紙袋を渡してきた。
浩輔さんに開けてみてと言われ紙袋を開けると
さっきゴルフ場で言っていたものだった。
もうそろそらドライバーカバー、フェアウエー用カバー、パターカバーが古くなっていた。
だからもうそろそろ買い直そうと思っていると
話したばかりだった。
どうして知っていたか聞いたら
朱里と話したことを思い出す。
「正人ってさー、ゴルフ用品こだわりないの?」
「こだわり?」
「そう!このブランドがいいとか。」
「好きというかPEARY GATESは好きだな。」
あの会話はもしかして頼まれての
さぐりだったのかもしれない。
紙袋を開けて嬉しかったのに
さらに追い打ちをかけるように出てきたもの。
それは...