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愛してるからこそ...
第20章 最高の誕生日
テーブルには和食、洋食、中華など
いろんな種類がたくさんあった。
俺は昨日のスーパーのことを思い出した。
だからあんなにたくさん買っていたのかと
今になって理解出来た。
『お!美味そうじゃん!』
『バカたれ!正人くんが先に食うんじゃ!
お前は最後だ。』
この2人は言い合いはするけれど
すごく息のあった親子だと思う。
これが親子なのかと微笑ましくなりながら
俺も親父がいれば…と少し寂しくなった。
唐揚げに春巻き、焼売に棒棒鶏
炊き込みご飯(栗)に茶碗蒸し、だし巻き玉子に
ホッケ、肉じゃが、グリーンサラダ
一番テンションが上がったのは揚げ餅おろしだ。
餅を揚げたものに出しをかけて大根おろしをかける。
俺の大好物でもある。
エビとアスパラのクリームパスタ
尾頭付きのエビフライ、ビシソワーズに
他にもたくさんありすぎて幸せだと思えた。
「改めて正人誕生日おめでとう。」
朱里がそう言いながらキッチンから持ってきたものは
ケーキの形をしたお寿司だった。
エビやサーモンなどをふんだんに使って
キラキラした感じはイクラやトビコなどを
散らしてあってすごく豪華なお寿司だった。