この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第22章 贈り物
まとめたゴミを外の倉庫へと運んでくれて
掃除機をかけて床を拭こうとすると
それやるから貸せ。と取り上げて掃除してくれた。
お父さんとお兄ちゃんには説教をしようと
心の中で決めてご飯の準備も同時にする。
「ふぅ。もう!」
「ご立腹だな。」
「だって新婚旅行からかえってきてすぐこれって。
正人も疲れてるのにごめんね。」
明日は念のために休みを取っておいてよかった。
ま、一日行けばまた土日で休みをなんだけど…
正人は気にするなと手伝いをしながら
しなぁっとキッチンにきてビールを飲んでる。
ひと段落着いたのは午後の三時頃だった。
朝帰ってきてから六時間ほど
家のことに費やしてしまった。
正人もソファに横になって眠ってしまっている。
私も正人が寝ているソファに背中をあずけ
ウトウトしているとあっという間に
深い眠りについてしまったようで...
次に目覚めた時には目の前にお兄ちゃんがいた。
「わっ!びっくりしたー!」
『おかえり。』
「おかえりじゃなーい!
何この家は!!
どうしたらこうなるのよ!」
私の怒りに目を覚ました正人が制しにはいる。
そして落ち着けと言いながら私を宥める。