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愛してるからこそ...
第22章 贈り物



まとめたゴミを外の倉庫へと運んでくれて
掃除機をかけて床を拭こうとすると
それやるから貸せ。と取り上げて掃除してくれた。

お父さんとお兄ちゃんには説教をしようと
心の中で決めてご飯の準備も同時にする。


「ふぅ。もう!」

「ご立腹だな。」

「だって新婚旅行からかえってきてすぐこれって。
正人も疲れてるのにごめんね。」


明日は念のために休みを取っておいてよかった。
ま、一日行けばまた土日で休みをなんだけど…

正人は気にするなと手伝いをしながら
しなぁっとキッチンにきてビールを飲んでる。


ひと段落着いたのは午後の三時頃だった。
朝帰ってきてから六時間ほど
家のことに費やしてしまった。

正人もソファに横になって眠ってしまっている。
私も正人が寝ているソファに背中をあずけ
ウトウトしているとあっという間に
深い眠りについてしまったようで...




次に目覚めた時には目の前にお兄ちゃんがいた。

「わっ!びっくりしたー!」

『おかえり。』

「おかえりじゃなーい!
何この家は!!
どうしたらこうなるのよ!」


私の怒りに目を覚ました正人が制しにはいる。
そして落ち着けと言いながら私を宥める。



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