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愛してるからこそ...
第23章 波乱の年末年始



今朱里はどんな話をしてるんだ?と
気になって仕方なくて待合室をうろうろ…

ダメだ…そうだトイレでもいこっかな。
と男性用のトイレに行き
待合室に戻ると看護師がいたいたと言いながら
俺の方にやってきた。


『奥様の診察しますけど旦那さんも
一緒にお話きくならどうぞ。』


さっきは待合室にいろと言われたのに
次は来いってどういうことだ?と思いながらも

「行きます。お願いします。」と
看護師のあとを着いていき診察室へ通された。

そこには朱里と女医がいた。


『初めまして。産婦人科医師の須賀です。』

こちらにどうぞと言われて椅子に座ると
須賀先生が話を始めた。


『まずはおめでとうございます。
妊娠されていて今もう8週に入ってますね!
もうすぐ妊娠三ヶ月です。』


そう言ってパソコンに色黒の画像が出された。
そこには黒い所に豆みたいな小さなものが
映し出されていた。


『奥様には説明したけど
赤ちゃんで心臓が動いてるのも確認できたから
もう役所に行って母子手帳もらってきてね。』


『えっと...出産ってことでいいのよね?』
ポカンとしていると不安そうに聞いてきた。



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