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愛してるからこそ...
第23章 波乱の年末年始



俺はまだ固まったまま…

そんな代わりに返事をするのが朱里だ。


「はい。産みます!」

『よかった。旦那さん固まってるから…』

「緊張と驚きで固まってるんです」と
苦笑いしながら話している。


こんな小さいのが子供なのか?
見た目はまだ小さなマメみたいだ。


『これから40週になるまでママのお腹で大きくなって
それから出てくるからね。

最近の子供は小さめの子が多いかな。
2500g超えてたら大丈夫。

ママは太り過ぎと甘いものや塩分には気をつけてね。
持病とかはないみたいだから大丈夫だね。』

「あの?仕事はしててもいいんですよね?」

『大丈夫です。
ただ安定期入るまでは重いものなどは控えてね。

営業職みたいだから普通にしてていいと思う。

ただ、悪阻があるとひどい人は入院したり
そんなこともあるから何かあったらすぐ来てね。』

「分かりました。」

『この後助産師から詳しいこと話すから
また待合室で待っててくださいね。』


朱里と須賀先生の会話で診察は終わり
俺は朱里に引っ張られるように診察室を出た。


「どしたの?」

朱里が俺の顔を覗きこんで心配そうな顔をしている。



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